株式会社ヒサダ

言葉の壁を突破し、「理解度0%」からの脱却!株式会社ヒサダがYYSystemで実現した多文化共生職場

#​製造業​
#多​言語​対応

愛知県安城市に本社を置く株式会社ヒサダ(以下、ヒサダ社)は、自動車部品、特にドア周りやシート部品の製造を手がける企業です。グローバル化が加速する昨今、ヒサダ社も多くの外国人労働者を積極的に雇用しており、多様な文化背景を持つ従業員が共に働く職場環境を築いています。

しかし、そこには言葉の壁という大きな課題が存在していました。コミュニケーションの課題は、単に業務の効率を下げるだけでなく、従業員のモチベーション低下や、安全管理、品質管理上のリスクにも繋がります。

今回は、ヒサダ社の執行役員 兼 工場長である筒井 浩之様(以下、筒井様)と、副工場長の伊藤 彰紀様(以下、伊藤様)にお話を伺い、その課題解決にYYSystemがどのように貢献しているのかを探ります。

概要

課題

  • 外国人労働者との言語の壁で、安全や品質に関わる指示が正しく伝わっているか不透明
  • 使い勝手の問題から既存の通訳ツールが現場に定着せず、通訳手配のコストが増加
  • 多国籍の従業員(ブラジル、中国、ミャンマー、ベトナムなど)に対する個別対応が困難

 

導入機能・使用事例

  • 「YYProbeアプリ」と「YYデスクトップ字幕」を連携したリアルタイム翻訳
  • 4つのYYSystemを1画面にまとめて大型スクリーンに投影

 

効果

  • 従業員の業務理解度が上がり、関心増加によりコミュニケーションの質が向上
  • 外国人労働者との距離感が縮まり、相互理解と信頼関係の強化
  • 言葉の捉え方の誤解を防ぎ、業務上のトラブルや不良品発生リスクを軽減

 

言語の壁によるコミュニケーション不足が発生していた

──YYSystemを導入する以前、現場ではどのような課題を抱えていたのでしょうか?

筒井様:外国人労働者の方々とコミュニケーションを取る際に、どうしても言葉の壁を感じていました。特に、作業内容など細かい説明をしても、本当に伝わっているのか曖昧なまま業務を進めざるを得ないことが多々あったので安全に関わる指示や、品質に関わる微妙なニュアンスが正しく伝わらないことへの不安は常にありましたね。

例えば、機械の操作方法を説明する際、微妙なニュアンスの違いで大きな事故に繋がる可能性もあります。そのため、言葉の壁によるリスクは、常に私たちにとっての課題でした。

──YYSystem導入以前は外国人労働者の方たちとどのようにコミュニケーションを取られていたのですか?

筒井様:以前は別の通訳ツールも使用していましたが、専門用語に対応しておらず、使い勝手も悪かったため、現場に定着しませんでした。人材派遣会社の通訳の方をお呼びしてコミュニケーションをとることが多かったです。

──外国人労働者の方たちはどの国のご出身の方が多いのですか?

筒井様:日系ブラジル人をはじめ、近年では中国やミャンマー、ベトナムなどの様々な国籍の方が働いています。

ブラジル人の方は比較的日本語を話せる方が多いのですが、その他の国籍の方とのコミュニケーションは通訳の方を依頼させていただく場合が多く、コミュニケーションが取れないもどかしさに加えて時間とコストもかかっていました。

株式会社ヒサダ YYSystem YYProbe YYデスクトップ字幕

「外国人労働者の方々とコミュニケーションを取る際に、どうしても言葉の壁を感じていました」
株式会社ヒサダ 執行役員 筒井浩之様

同業が作ったツールだから安心して導入に踏み切れた

──YYSystemを導入するきっかけは何だったのでしょうか?

筒井様:実は、アイシンさんが翻訳機能を持つシステムを展開されていることは、弊社の社長が以前から知っていました。

ある時、アイシンさんの仕入先の協力会で、アイシンさんの役員の方と話す機会があり、そこで社長が「外国人労働者とのコミュニケーションに課題を感じている。このシステムを私たちの会社でも使えないだろうか」と相談したことがきっかけです。

──導入を決めた理由は何ですか?

筒井様:同業であるアイシンさんが開発したシステムであることと、実際にアイシンさんで使われているという実績があったことが大きかったです。

アイシンさんと同じ製造業で、しかも同じような部品を製造している現場で使えているなら、私たちの工場でも問題なく使えるだろうという確信がありました。

実際にアイシンさんとのオンライン会議中に「YYデスクトップ字幕」アプリで文字起こしされている様子を見て、文字起こし精度とスピードに驚きました。これは使えるなと直感しました。

朝礼での活用で従業員の意識変化を実感「理解度0%」からの前進

──実際に導入してみて、どのような効果がありましたか?

筒井様:現在は主に朝礼で使用しています。大型スクリーンに4カ国語(ポルトガル語、中国語、ミャンマー語、ベトナム語)に翻訳した内容と日本語の合計5カ国語を表示することで、多くの従業員に同時に情報を伝えることができるようになりました。

以前は、日本語で話している内容が分からないため話を聞いていない、または声は聞いていても内容を理解していない外国人労働者も多く、こちらの言うことの多くが伝わっていないなという感じでした。

しかし、この取り組みによって少しずつ内容にも興味を示してくれるようになり、私たちの言葉に耳を傾けようとしてくれるようになりました。実際に理解度を聞くと「50%くらい分かるようになった」と答えてくれました。

これまで0%だった理解度が50%以上になったことは大きな前進と考えます。その後もシステムのトライを重ねて少しずつ従業員の理解度が上がっていることを実感しています。

朝礼の内容が理解できるようになったことで、会を重ねるごとに外国人労働者を含めて会社への帰属意識が高まり、一体感が醸成されることを期待しています。

株式会社ヒサダ YYSystem YYProbe YYデスクトップ字幕

朝礼にて5カ国に翻訳された内容がスクリーンに表示されている様子

伊藤様:以前は言葉が通じないことで、外国人労働者との間に距離を感じることがありました。しかし、YYSystemを導入してからは、私たちがコミュニケーションに真剣に取り組んでいる姿勢が伝わったのか、外国人労働者の方から挨拶してくれる回数が増えました。

挨拶をきっかけに雑談が生まれたという声も聞いております。言葉の壁があっても、歩み寄ろうとする姿勢が大切だと実感しました。

我々もきちんと伝わるように、ゆっくり話したり優しい日本語を使うことを意識したりするようになりました。

YYSystemで精度の高い情報伝達と質の高いコミュニケーションを目指す

──言葉の壁を感じられた印象的なエピソードはありますか?

伊藤様:中国人の労働者が、家族の不幸で帰りたいと監督者に相談したことがありました。その際、監督者はその方を気遣い「今日はもう帰っていいよ」と返事をしましたが、外国人労働者はそれを「中国に帰っていい」という意味だと捉え数日間帰国してしまったのです。

監督者は翌日には出社されると思っていたので混乱したことがあったという話がありました。これは言葉の壁が原因で起きた出来事だと思っております。

この話は誰かに危険があった訳ではないですが、言葉の壁による行き違いにより事故が生じる可能性も0ではないと思っております。そのような事態を未然に防ぐためにも、YYSystemの活用は不可欠だと感じています。

──YYSystemを活用した今後の展望について教えてください。

筒井様:言葉の壁は想像以上に大きく、それが原因で不良品が発生するリスクも懸念しています。

YYSystemを活用することで、より正確に情報を伝え、品質向上に繋げたいと考えています。また、外国人労働者の満足度向上にも繋がることを期待しています。

将来的には、すべての従業員がYYSystemを活用できる環境を構築し、コミュニケーションにおけるストレスを軽減することで、より働きやすい職場環境を実現したいと考えています。

──今後はどういった場面でYYSystemを活用していくのでしょうか?

筒井様:今後は社員教育にもYYSystemを導入し、OJT *などにより実践的な場面での活用を目指しています。

例えば、作業手順書を口頭で補足して、即座にYYSystemで母国語に翻訳することで、理解度を深める活用方法も検討しています。また、従業員からの質問にもリアルタイムで多言語対応できるようになれば、さらに効果的な教育が可能になるはずです。

将来的には海外赴任、海外出張を行う社員も活用できるようになれば良いなと考えています。

*On the Job Trainingの略。職場の上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法のこと。

丁寧なサポート体制で安心して導入

──導入時のサポート体制はいかがでしたか?

筒井様:アイシンの方には大変丁寧なサポートをしていただきました。分からないことがあれば気軽に相談できる環境があり、迅速に対応してもらえたので、安心して導入を進めることができました。

トライアル期間中はもちろん、本導入後も継続的なサポート体制が整っており、非常に心強いです。

YYSystemの使い方だけでなく、外国人労働者とのコミュニケーションに関するアドバイスなどもいただき、大変助かりました。

伊藤様:トライアル期間中にアイシンさんからお悩み相談会を実施していただきました。その場で疑問点をまとめて相談し、丁寧に教えていただき、またときには一緒に解決策を考えていただきました。

おかげでシステムを使いこなすまで時間がかからず、現場への導入もスムーズに進みました。サポート体制が充実していたおかげで、導入における不安は一切ありませんでした。

──どのような企業にYYsystemをオススメしたいですか?

筒井様:外国人労働者を雇用している企業はもちろんのこと、聴覚障がいの方とのコミュニケーションに課題を感じている企業にもお勧めです。

あらゆる業種で、言葉の壁をなくすためにYYSystemを活用できる可能性があると思います。特に、私たちのように多様な国籍の外国人労働者が働く環境では、YYSystemは非常に強力なツールになるはずです。

伊藤様:業種関係なくいろいろな企業様に使っていただけると思います。日本語には多様な表現があり難しいのですが、こういったツールを使うことで、同じ情報を伝えることができるのでかなり活用できると思います。

企業情報
企業名:
株式会社ヒサダ
業種:
自動車部品製造業
従業員数:
602名
会社の特徴:
自動車部品、特にドア周り部品やシート部品の製造を手がける。多数の外国人労働者を雇用している。お客様満足度No.1を目指した高品質な商品の提供、常に改善を進め低コスト化への努力により、自動車メーカーの海外生産比率の拡大に追随しつつグローバル企業の仲間入りを実現。今後の自動車部品業界におけるグローバル競争に勝ち残るため、常に時代の変化を先取りし、新たな変革にチャレンジをし続ける企業を目指す。