このたび、YYSystemが推進する「世界に字幕を添えるプロジェクト」が、2026年度グッドデザイン賞において、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されました!
YYSystemとしては、2023年度の「グッドデザイン金賞」受賞に続く、2回目の受賞となります。
今回は、音声をリアルタイムで文字にするシステム「YYSystem」の開発にとどまらず、その技術を活用した字幕を店舗やイベント、街なかへと広げ、誰もが意思疎通できる環境づくりを進めてきた取り組みが高く評価されました。

アプリの開発から、字幕のある社会づくりへ
私たちはこれまで、YYSystemの開発や導入を通じて、字幕がコミュニケーションにもたらす可能性を実感してきました。
一方で、字幕は「必要な人が個人で使うもの」「事業者が追加で提供する配慮」と捉えられることが多く、その価値は社会全体に十分に広がっていませんでした。
聞こえ方や言語の違いによって生まれるコミュニケーションの壁は、個人の努力だけで解決できるものではありません。
だからこそ、アプリを開発して届けるだけではなく、誰もが自然に字幕を利用でき、その価値を実感できる環境そのものを広げていきたい。
そんな想いから生まれたのが、「世界に字幕を添えるプロジェクト」です。
字幕を会話のサポートだけにとどめず、誰もが価値を感じ、楽しめるものとして社会に広めていく。
今回、こうした活動そのものが評価されたことを、大変うれしく思います。
審査員からの評価コメント(全文)
字幕を当事者が個人で利用する「支援」にとどめず、店舗やイベント、街中にあらかじめ存在するコミュニケーション環境として実装しようとする点を高く評価した。特に、字幕を必要とする人だけのものとせず、言語の違いや周囲の音環境など、さまざまな状況にある人にとって場の体験を豊かにするものとして捉え直していることに意義がある。また、実際の店舗やイベントでの実証に加え、「字幕があったらいい」場所を利用者自身が発信できる仕組みを設け、使う側も環境を変えていくプロセスに参加できる点も興味深い。アクセシビリティは、必要になってから個別に追加するのではなく、最初から環境に組み込まれていることで、より多くの人の選択肢になり得る。今後、当事者との共創を継続しながら、字幕の精度や表現、運用方法をさらに検証し、イベントを超えて日常のさまざまな場所へインフラとして定着していくことを期待したい。
「世界に字幕を添えるプロジェクト」について
<プロジェクト概要>
文字起こしアプリによる字幕を、店舗・イベント・街なかの体験へ実装し、聞こえ方や言語の違いによって生まれるコミュニケーションの壁を越えていくプロジェクト。実用性の高い字幕で場の魅力を高め、人と人とのつながりを生み出し、誰もが意思疎通できる社会を当たり前にする。
<応募カテゴリー>
一般・公共向け取り組み・活動
10月17日からは「世界に字幕を添える展 in 京都」を開催!
そして、今回の受賞発表から2日後となる2026年10月17日(土)~19日(月)には、「世界に字幕を添える展 in 京都」が開催!
京都の街を舞台に、歴史や文化、日常のさまざまな体験に字幕を添えることで、字幕があるからこそ生まれる新しい楽しみ方や可能性を提案します。
「字幕があることで、体験がもっと豊かになる」
そんなプロジェクトの想いを、実際に体感していただける機会です。
ぜひ京都の街を巡りながら、字幕のある体験を楽しんでいただければ幸いです。
今回の選出を励みに、これからも利用者や事業者の皆さまとともに、字幕の可能性を広げ、誰もが意思疎通できる社会の実現に向けて取り組んでまいります。
引き続き、YYSystemならびに「世界に字幕を添えるプロジェクト」をよろしくお願いいたします!
グッドデザイン・ベスト100とは
その年のすべてのグッドデザイン賞受賞対象の中で、審美性、提案性、可能性などにおいて総合的に優れているとして高い評価を受けた100点のこと。今日におけるデザインの水準を高めるに相応しい、これからのモデルとなりうるデザインとして選出される。
<関連リンク>
・2026年度グッドデザイン賞「世界に字幕を添えるプロジェクト」受賞ページ
・「世界に字幕を添えるプロジェクト」公式WEBサイト