2026年3月23日付でお知らせしました通り、2026年4月より名古屋鉄道様と連携し、
駅ホームにおける案内放送のリアルタイム文字起こしおよび多言語翻訳表示に関する実証実験を実施しております。
本ページでは、本実証実験の概要や取り組み内容についてご紹介します。
実証実験の概要
本実証では、駅ホームの案内放送をリアルタイムで文字起こしし、
日本語および多言語に翻訳した内容をモニターに表示します。

実施場所:
名鉄名古屋駅(名古屋本線 上りホーム)
実施期間:
2026年4月3日〜2027年3月頃(予定)
対応言語:
日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字)
名古屋鉄道株式会社の最新情報はこちら。リリース内容はこちら。
実証の全体構成は、以下の図の通りです。

実際の様子を動画でご覧いただけます。(出典:東海テレビ)
実証のポイント
本実証では、名鉄名古屋駅をご利用される方の中でも、
耳が聞こえづらい方や外国人の方が、正しく案内を理解し目的地まで移動できることを目指しています。
その実現に向けて、以下の観点で検証を行っています。
✔ 情報が正確に伝わるか
駅名・時刻・列車種別など、重要な情報を正しく文字化できているか
✔ 多言語対応に問題ないか
翻訳内容が適切で、外国人の方にも正しく意味が伝わるか
✔ 安定して運用できるか
一時的なトラブル(瞬停など)が発生した場合でも、自動的に復旧し継続利用できるか
また、表示の見やすさやその在り方についても、実際の声や利用シーンを踏まえて改善を行っていきます。
本実証で使用してる「Myエンジン」について
本実証では、YYSystem独自の音声認識技術「Myエンジン」を活用しています。
Myエンジンとは、話し手の話し方や特徴を学習し、音声認識の精度を個人に最適化する音声認識エンジンです。

駅アナウンスに多く含まれる駅名や列車種別、時刻情報といった重要な情報も、
「Myエンジン」による学習を通じて認識精度を高め、より正確な文字起こしを目指します。
実際に、学習前と比較して
学習後の単語誤り率(WER)※1 は、約21.68% → 3.56%まで改善しました。
(※単語誤り率(WER)とは、音声認識結果を正解の文章と比較し、誤字・脱字・余計な文字の割合を示す指標です。
数値が低いほど精度が高いことを意味します。)
Myエンジンと通常エンジンの比較
Myエンジンと通常エンジンの認識結果の違いを、以下の実際の例でご確認いただけます。
(緑:余計な文字、青:誤字、赤:脱字)



改善履歴
本実証では、約1年間の実施期間の中で、継続的な改善を行っていく予定です。
すでにSNS等を通じて多くのご意見をいただいており、皆さまの声をもとに改善を進めています。
2026/4/10
・翻訳の文法的な改善、時刻表示の不備を改善
・複数言語表示の際の視認性の改善
・音声認識の語順に係る内部処理の改善
・発言者、日付等の表示形式の設定項目を追加
・翻訳エンジンの切り替え
2026/4/27
・音声認識停止時に復旧する仕組みを追加
・翻訳精度に係る処理を改善
2026/5/30
・認証処理を行うサーバの増強
・音声認識不具合発生時の検知処理の改善
2026/6/3
・無音状態の音声認識処理の不具合を修正